日韓首相、健全な関係へ意思疎通 「弔問外交」最終日
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岸田文雄首相は28日、東京・元赤坂の迎賓館で韓国の韓悳洙(ハン・ドクス)首相と会談した。日韓関係を健全な状態に戻すため、外交当局間の意思疎通を加速する方針で一致した。
北朝鮮への対応で日韓、日米韓の協力を推進する重要性を確かめた。

岸田首相は韓氏に、安倍晋三元首相の国葬参列への謝意を伝えた。
「尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領をはじめ多くの韓国の皆さまから、数多くの丁重な弔意を頂いた」と述べた。

韓氏は「韓日両国は民主的価値と市場経済を共有する重要なパートナーだ。新政権は関係の早期改善が共同の利益に合致すると思っている」
と語った。両首相は日本の水際対策の緩和により、日韓間の人の往来が増えることに期待を表明した。

岸田首相は安倍氏の国葬に伴う「弔問外交」として26~28日の3日間で40人ほどの海外要人と会談した。
最終日の28日はカンボジアのフン・セン首相、ドイツのウルフ元大統領らとも面会した。