安倍晋三元首相の国葬まであと2日に迫る中、安倍氏銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者(42)の伯父がスポニチ本紙の取材に応じた。

山上容疑者は現在、犯行時の精神状態を調べるため大阪拘置所で鑑定留置中。期限は11月29日で、取り調べは中断されている。検察側は起訴前に刑事責任能力を確認し、確実に有罪に持ち込む狙いとみられる。

接見は弁護士以外禁じられている。伯父は担当弁護士を通じて近況を聞いているといい「一日の間に鑑定する時間はそんなにないらしいから、暇しているようだ」と明かした。物心両面で長期的に山上一家を支援してきただけに「徹也がしてほしいということがあれば、全てやります」と弁護士には伝えている。

一方、山上容疑者に対して全国から現金、冬服、食料品などの差し入れが届いていることも明かした。現金の総額は「分からない」というが、100万円を超える額が現金書留で拘置所に届いているとの情報もある。拘置所で収容しきれない物品もあるそうで、そうした物品は伯父の自宅で預かっており、その量は「2つの倉庫で保管している」ほどになるという。

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伯父によると、山上容疑者は支援金に関して「(送り主に)戻してほしい」と話しているという。出口氏は「これだけの凶行に及んだ自分が支援されていることに違和感を感じているのかもしれない」と指摘。面識のない人々からの支援が相次ぐ中「前代未聞の事件の大きさは認識しているのではないか」と推察した。

山上容疑者何を思う?伯父が近況明かす 鑑定留置の日々も全国から差し入れ「倉庫2個分」、27日国葬
https://news.yahoo.co.jp/articles/cbc180e245473eb9236634349c3a8f87d5537141