「たぶん、死刑になってもやる人はいます」ゲーム感覚でスカートの中を撮る"盗撮常習犯"の実態

警察庁の統計によると、2021年の盗撮事犯の検挙件数は5019件で過去最多を更新した。共同通信の田村崇仁記者は「日本は『盗撮大国』とも呼ばれており、学校や職場などで深刻な問題になっている。再犯率は4割に迫り、逮捕されるケースは氷山の一角だ」という――。(第2回)

(中略)

逮捕されるケースは氷山の一角
盗撮被害をなくすためにはどうしたらいいのか――。「法整備の厳罰化は抑止力になるか」と聞くと、少し考えて「たぶん死刑になっても、やる人はいます」と断言した。その上で問題を根っこから絶つには、元教員らしく「相手のことを思いやる丁寧な人権教育と治療しかない」と強調した。

「これ以上の加害者を増やさないこと。私1人捕まえて盗撮しないとなれば、仮に撮られたのが1人1枚だったとすれば、2、3000人の被害が減る。男性の意識が変わっていかないと。社会全体の構造を変えていかないといけない」と指摘した。

https://president.jp/articles/-/61478?page=3