年齢を重ねるとともに免疫系は以下のように衰弱します。

・徐々に自己と非自己とを区別すること(つまり外来抗原を識別すること)ができなくなり、
 その結果、自己免疫疾患が起きやすくなります。
・微生物などの外来細胞を捕食するマクロファージが細菌やがん細胞、その他の抗原を破壊するスピードが落ちてきます。
 これが、年齢を重ねるとがんになりやすい理由の1つです。
・過去に出会った抗原を記憶しているT細胞の、抗原に対する反応が緩慢になります。
 新しい抗原に反応できる白血球が少なくなってきます。
 したがって、年をとってから新しい抗原に出会った場合には、それを記憶して体を守ることが難しくなります。
・高齢者は補体タンパクが少なく、特に細菌感染に反応してつくられるこれらのタンパク質も若い人より少なくなります。
・抗原に反応してつくられる抗体の量はほぼ同じに保たれますが、抗体が抗原に結合しづらくなります。
 高齢者が肺炎、インフルエンザ、感染性心内膜炎、破傷風にかかりやすく死亡率も高いのは、こうした免疫系の変化が一因と考えられます。
 またこうした変化は、高齢者にワクチンが効きにくい理由の1つであり、高齢者では一部のワクチンで利用可能な追加接種が重要であるのはこのためです。

このような免疫機能の変化によって、高齢者は感染症やがんにかかりやすくなります。

なんでジジババばかりがいっぱい死ぬかわかった???
まさにコロナちゃんはただのカゼと同じ