マイクロソフト、データセンター関連企業の節水対策でリード
2022.09.09 Data Center Dynamics

マイクロソフトは、他のデータセンター企業よりも水使用量の管理に優れていると、新たな報告書で明らかになりました。

Morningstar Sustainalyticsのレポートによると、同社は2030年までのウォーター・ポジティブ目標達成に向けての投資を行っており、
また水の使用をビジネス戦略に組み込んでおり、その結果、すでに水使用量の減少を示すことができるようになったとしています。

Morningstarは、業界内の他の企業について節水についてあまり良い印象を持っておらず、適切なプログラムを実施している事業者はわずか33%に過ぎないと述べています。

気候変動に伴い世界的に水の供給が不安定になることで、こうしたリスクは大幅に増加する可能性があります。
新たな水に関する規制は、企業のコンプライアンスコストが増加させ、使用できる水量が制限される可能性があります。
水不足の地域では、水の利用をめぐって地域社会と対立し、風評被害につながる可能性があると、報告書は警告しています。

マイクロソフトはオランダでその水利用について批判を受け、あるケースでは地下水の使用を控え、代わりに地表水の代金を支払うことを余儀なくされたことがあります。

Morningstar の見解では、約半数の企業が水管理プログラムを実施しているが、そのうち「満足」なのはわずか5%、「十分」は33%、「不十分」は61%であるとしています。

https://cafe-dc.com/sustainable/report-microsoft-leads-data-center-firms-on-water-conservation/