ソロモン諸島政府、米巡視船の首都への寄港を拒否…安全保障面では中国との関係深める国

【ワシントン=蒔田一彦】
ロイター通信などによると、米沿岸警備隊の広報担当者は25日、
巡視船オリバー・ヘンリーが、島嶼(とうしょ)国ソロモン諸島政府から寄港を拒否されたことを明らかにした。
ソロモン諸島は安全保障面で中国との関係を深めているだけに、米国の懸念が強まりそうだ。

巡視船は南太平洋で違法漁業の監視任務に参加し、補給のためガダルカナル島にある首都ホニアラに寄港する予定だった。
ソロモン諸島が寄港を許可しなかった理由は明らかになっていない。

巡視船は予定を変更し、23日にパプアニューギニアに寄港した。
英海軍艦艇もソロモン諸島への寄港を許可されなかったという情報もある。

ソロモン諸島は今年4月、中国と安全保障協定を締結した。
米国は中国の影響力拡大に対抗するため、ソロモン諸島を含む南太平洋地域への関与を強化する方針を示している。


https://news.yahoo.co.jp/articles/f063f6eae6163300fe7392d5ed1f0704024e5177