安倍元首相の国葬費用2億5千万円見込み…政府調整、参列者6400人程度

 9月27日に東京・日本武道館で行われる安倍晋三・元首相の国葬(国葬儀)の費用について、政府が約2億5000万円を見込んで調整していることがわかった。参列者は6400人程度となる方向で、政府は経費を近く閣議決定する。

 経費は全て国が負担し、日本武道館の会場費に加え、会場内での検温・消毒などの新型コロナウイルス対策費などを想定している。戦後の首相経験者で唯一の前例となる1967年の吉田茂氏の国葬も同じ日本武道館で行われており、政府は今回の参列者数も同規模とする考えだ。

 海外の要人では、インドのナレンドラ・モディ首相や、米国のカマラ・ハリス副大統領が出席を調整している。外務省は、日本と外交関係のある195か国などに国葬の日程を伝えている。国会議員や全国の自治体関係者らも招待される見通しだ。

https://www.yomiuri.co.jp/politics/20220824-OYT1T50218/