道南の長万部町にある神社の敷地内の林で、水が30メートルほどの高さまで吹き上がり、地元の人を驚かせています。

水が吹き上がっているのは長万部町の飯生神社の敷地にある林で、8日夕方ごろ突然、噴出したというです。
水は周りの木々よりも高いおよそ30メートルほどの高さまで吹き上がっていますが、今のところ周辺への被害はないということです。
長万部町によりますと、この場所では60年以上前に民間の業者が地下資源の調査のために掘削し、1961年にはガスと油が噴出したこともあったということで、町は水の成分などを調べることにしています。
神社では9日から例大祭が行われていて、祭りに訪れた人などは吹き上がる水を珍しそうに見ていました。
訪れた男性は「こんなに勢いよく水が吹き上がっていると思っていなかったので、びっくりしました」と話していました。
飯生神社の宮司の小野雄二さんは「お祭りの前日に準備をしている人から連絡があって見に来たらこういう状態でした。とにかくびっくりしました」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20220810/7000049500.html