非暴力抵抗こそが侵略から国民を守る~非武装の精神で戦争の根を断て 想田和弘と語る(前編)
ウクライナへの自己同一と「敵/味方」議論は危うい
石川智也 朝日新聞記者

 今年も8月がやってきた。

 戦争や平和にまつわる言論や報道が集中する季節だが、戦後77年目の今夏の様相がここ数年と異なるのは、言うまでもなく、ロシアによるウクライナ侵攻が起きたことによる。

 職場やお茶の間、友人たちとの会話にも戦況や兵器の話題が飛び交い、政治家は勇ましい口調で防衛力強化や敵基地攻撃能力、はたまた核共有に前のめりの発言を繰り返す。

 軍事や安全保障の議論が「日常」化する異様な状況下で、他国から侵略された際に私たちはどう向き合うべきか、という根源的な問いもあらためて持ち上がった。

 これに対して、武力による徹底抗戦ではなく、占領を座視して受け入れるのでもなく、非暴力・不服従による抵抗こそが最も有効なのではないか、そう問題提起したのが、映画監督の想田和弘さんだ。

以下略
https://webronza.asahi.com/politics/articles/2022081000009.html


関連
悪夢の「ブチャ虐殺」生存者の証言...住宅街で起きた処刑、性暴力、拉致の一部始終
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2022/04/post-98495.php
ロシア、マリウポリ住民の徴兵を開始
https://meduza.io/en/news/2022/08/11/russia-begins-conscripting-mariupol-residents