米CDC、コロナ対策緩和 「日常に支障ない段階へ」

米疾病対策センター(CDC)は11日、新型コロナウイルス対策を緩和した。感染者と接触した人はワクチンの接種回数に関係なく隔離を不要とするほか、対人距離を確保すべきかどうかはその場のリスクを考慮し判断すればよくなる。無症状で、感染者と接触したとの心当たりもない人への検査は推奨しないとした。

世界的流行は続いているが、重症化を抑えるワクチンや治療薬が普及したことを受けた措置。「日常生活に深刻な支障が生じない段階へと移る助けになる」と指摘した。

接触者の隔離は従来、ワクチン接種を推奨通りの回数受けていない人は5日間、受けた人は無症状なら不要としていた。11日からは一律に隔離不要とした。接触から5日後に検査を受け、10日後までは高性能マスクを着けるよう推奨した。

感染した人は従来通り5日間隔離し、熱が下がり症状が改善すれば解除。その際の検査は引き続き求めない。10日目までマスクを着けることは新たに求める。(共同)

https://www.sankei.com/article/20220812-WDCVQMXDLRIYDI2KX4R24G7ZXI/

コロナ隔離基準など一部緩和 米CDC、重症リスク低下で

【ニューヨーク=吉田圭織】米疾病対策センター(CDC)は11日、新型コロナウイルスの感染対策として取り入れる規制の一部を緩和すると発表した。感染者と濃厚接触した場合の隔離基準を撤廃するほか、学校での定期的な検査推奨も取りやめる。新型コロナの重症化リスクが低下するなか、経済や社会活動の正常化を優先する。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN115480R10C22A8000000/