山上容疑者の精神鑑定は政治的な理由によるもの!?

 県警と記者クラブの二人三脚による「自供」報道はそのまま信用できないが、山上容疑者の伯父の元弁護士が7月15日などに報道各社の囲み取材に行った説明は信頼していいだろう。

 山上容疑者の鑑定開始で、「供述」情報はほとんど報道されなくなった。精神医学者でノンフィクション作家の野田正彰・元関西学院大学教授は「本人の供述は論理的でかつ一貫しており、鑑定は不要だ。鑑定するにしても2週間もあれば十分。彼を非正常だと印象付け、口封じを狙った政治的鑑定だ。彼の命が危ない。報道各社は監視すべきだ」と指摘する。

 野田氏は8月2日、筆者の取材に「今回の鑑定は、精神鑑定の社会的意味をいい加減にする行為に当たる。世間において鑑定は、犯罪をおかしたにも関わらず、精神疾患に仕立てれば罪にならないと思う人がつくられてきたのは、こういうでたらめな鑑定へのプロセスが進行しているからだ」と指摘した。

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