東アジアサミット 林外相発言中に中国・王毅外相が退室 台湾問題めぐる中国非難に反発か

カンボジアで開催中のASEAN=東南アジア諸国連合や日米、中国の外相らが参加する会議で、日本の林外務大臣が発言した際に中国の王毅外相が退室したことがわかりました。台湾情勢をめぐる日本の対応に不満を表明したものとみられます。

ASEAN10か国のほか日本や中国、アメリカなどが参加するEAS=東アジアサミットの外相会議は、日本時間の5日午前11時ごろから、カンボジアの首都プノンペンで始まりました。この会議で、日本の林外務大臣が発言中に中国の王毅外相が退室したことが、ASEAN関係者への取材でわかりました。

4日、現地で予定されていた日中外相会談は、台湾問題をめぐり日本が欧米各国とともに「中国を非難する声明を発表したため」として、直前に中国側からキャンセルされていて、今回の退室も日本の対応への不満を表明したものとみられています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/423b9be176c6f7e2faa0263b5fcbf47e4dac1cb2