【ファグラダルスフィヤル(アイスランド)AFP時事】アイスランド気象局(IMO)によると、首都レイキャビク近郊で3日、火山が噴火し、地表の割れ目からは赤く光る溶岩が噴出した。

 現場は人が住んでいない渓谷で、過去数日間にわたり地震活動が活発化していた。

 噴火が起きたのはレイキャビクから約40キロ離れた地点で、昨年3月から半年間にわたり噴火した同国南西部ファグラダルスフィヤル火山の付近。推計約300メートルの長さの割れ目からは、溶岩が上空20~30メートルの高さまで噴き上がっている。

 現場付近では7月30日以降、約1万回の地震を観測。うち2回は少なくともマグニチュード(M)5.0の規模だった。IMOは「ガスの放出で汚染が起きる可能性がある」と分析している。

 一方、同国外務省は「人の住む地域や重要インフラに対するリスクは非常に低く、飛行機の運航にも支障がない」としている。

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