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ペロシ氏が声明、アジア歴訪先に台湾の言及なし…米国内にも慎重論

 【ワシントン=蒔田一彦】米国のナンシー・ペロシ下院議長は7月31日、議員団によるアジア歴訪に関する声明を出し、シンガポール、マレーシア、韓国、日本を訪問すると明らかにした。中国が訪問を問題視している台湾は、歴訪スケジュールで言及していない。

 ペロシ氏は声明で「我々議員団は、米国の強固かつ揺るぎない関与を再確認するため、アジア太平洋地域を訪れる」と強調した。

 ペロシ氏は、4月に調整していた訪台が新型コロナウイルス感染で実現せず、一部の米英メディアが8月に予定していると報じていた。ペロシ氏が肯定も否定もしなかったのに対し、バイデン米大統領が「(米)軍は良い考えと思っていないようだ」と述べるなど、中国を過度に刺激しないよう慎重論も出ていた。

 中国の 習近平シージンピン 国家主席は7月28日の米中首脳電話会談で、下院議長という要職者の訪台となれば対抗措置も辞さない姿勢を示していた。中国としては、ペロシ氏が歴訪中に台湾を電撃訪問するかどうか、引き続き情勢を注視する模様だ。

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