シカゴ大学の政治研究所による最新の調査から、アメリカ人の大多数が「アメリカ政府は腐敗している」と考えており、
約3分の1が「すぐに武装蜂起する必要がある」と考えていることが明らかになりました。

シカゴ大学の政治研究所であるUniversity of Chicago Institute of Politics(IOP)が、
政治関連の調査企業であるPublic Opinion StrategiesやBenenson Strategy Groupと共同で、
1000人の有権者に対して2022年5月19日~23日にかけて世論調査を実施しました。

この調査によると、共和党支持者の約4分の3(73%)は、
「民主党の支持者は一般的にいじめっ子であり、自分たちの政治的信条を反対する人々に押し付けようとする」と回答しています。
これに対して、民主党の支持者の74%も、共和党の支持者に対して同じような回答をしていることが明らかになっています。
そして、共和党支持者と民主党支持者のそれぞれ過半数が、相手政党の支持者について、
「概して真実味がなく、偽情報を押し付けてくる」と回答しているそうです。

この調査結果について、IOPの研究者は「我々は何年も前からアメリカの党派的な偏向を記録してきましたが、
今回の世論調査の結果は、この国で波及している党派的な意識の深い分断をより端的に表しています」と記しています。

また、アンケート調査に参加した49%が「政治的な議論を避けるようになったことがある」、
4分の1が「政治的な議論の影響で友人を失ったことがある」、
同じく4分の1が「政治的な議論の影響で友人や親族を避けるようになった」、
38%が「政治的な問題で友人を辞めたり、フォローを辞めたりしたことがある」と回答しました。
他にも、20%が「政治的見解や政治的な会話がおっくうになり、ソーシャルメディアを完全に辞めた経験がある」、
26%が「あるブランドや企業が取った政治的スタンスを理由に、そのブランドや企業との取引を辞めたことがある」と回答しています。



政府は腐敗しているため「武装蜂起する必要がある」とアメリカ人の3分の1が考えていることが最新調査で明らかに
https://gigazine.net/news/20220725-americans-arms-against-government/