米連邦最高裁は23日、銃を持ち歩く権利を制限するニューヨーク州法を違憲とする判断を出した。銃に関する判決としては、ここ10年以上で最も重大なものとされる。他方、米連邦議会上院は同日、銃の安全対策を強化する重要法案を可決した。

銃に関する権利をめぐってアメリカ国内で激しい論争が巻き起こり、議会も超党派で対策強化へと動く中、連邦最高裁は権利を拡大する判決を出した。

ニューヨーク州法を違憲とした最高裁判決により、多くの人が合法的に銃を持ち歩けるようになると予想される。また、カリフォルニアやニュージャージーなど他州の同様の規制も存続が危うくなる。

アメリカでは国民の約4分の1が、銃に関する現行州法が違憲とされ得る州に住んでいる。

https://www.bbc.com/japanese/61919651