100万人超がハマるYouTubeアニメの舞台裏。バズるきっかけは「ひろゆき」
エモいイラストとシュールな会話。そんな新感覚のアニメコントが話題のYouTubeチャンネル「マリマリマリー」。2年足らずで登録者100万人を突破し、グッズは即完売する人気ぶり。今回は制作陣がインタビューに回答。ヒットコンテンツになるまでの経緯を聞いた。
――「マリマリマリー」を立ち上げようと思ったきっかけは?
深見シンジ(以下、深見):僕は放送作家になってコントを書く機会になかなか恵まれず。そこで作家仲間のさかもとを、まずは「YouTubeでコントを作らない?」と誘いました。
さかもと良助(以下、さかもと):僕も放送作家として、四千頭身さんやAマッソさんの番組を担当。お笑い好きで、コントに関わりたいと思っていたところでした。
――“アニメ”でコントを描こうと思った理由は?
深見:僕らは芸人ではないので表現するのは無理。人気だったアニメ動画に目をつけました。
エモい絵とコントの“ミスマッチ感”
――イラストをMORISAKIさんに依頼することにしたのは?
深見:エモい絵とコントのミスマッチ感が面白いと思い、イメージに合った絵を描ける人を紹介してもらいました。
――イラストのオファーを受けたときの気持ちは?
MORISAKI:それまでグラフィックデザイナーとして活動。イラストは描いてはいましたが戸惑いましたね。だけど、コンセプトが面白そうなので挑戦することに。
バズるきっかけは「ひろゆき」のコント
――2020年8月に投稿開始したものの、再生数は伸びず。反響がない状況を打破した要因は?
深見:人気YouTubeチャンネルを制作している制作会社「ケイコンテンツ」さんに支援していただき、編集で柳さんに入ってもらったことは大きかったです。
柳 将博(以下、柳):編集になり責任もあったけど、若手芸人から評価を受けている作家たちに光るモノを感じていました。
さかもと:それでも赤字続きでチャンネル存続危機のときにYouTubeで人気のひろゆきさんをネタに落とし込んだ動画がハネて500万回再生を突破。
深見:最近のネタも300万回再生するモノがあり、過去動画も100万回超えが多数。やってきたことが間違っていなかったなと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0b44e9540a6ca7a2a59f1475b8e24d37efc87364