弥生人そっくりさん、グランプリに大阪の会社員
2022/05/28 21:37

鳥取市 青谷 町の国史跡・青谷 上寺地 遺跡で見つかった弥生時代の人骨やDNAを基に復元した「青谷弥生人」に最も似ている人を決めるコンテストが28日、同市であり、大阪府柏原市の会社員吉田昌弘さん(35)がグランプリに決まった。

鳥取県が昨秋に復元胸像を公開したところ、「現代にもいそう」とSNSで話題になったため、県が「そっくりさん」を公募し、全国から215人が名乗りを上げた。
この日は、人工知能(AI)アプリによる「そっくり度」の判定で92・2%以上となった10人が、弥生時代の服を模した衣装でステージに立ち、歌や踊りで弥生人らしさをアピール。
髪とひげを伸ばし、6キロ減量して「役作り」したという吉田さんは「娘に『隣を歩かないで』と言われた」と笑いを誘い、会場とオンラインの投票で1位に選ばれた。賞品は特産の岩ガキ5キロという。

吉田さんは「(出場者は)親戚よりも自分に似ている人ばかりで、面白かった」と喜びを語った。県は今後、吉田さんに同遺跡のPR役を担ってもらうという。

https://www.yomiuri.co.jp/national/20220528-OYT1T50191/
グランプリに選ばれ、「青谷弥生人」の胸像(右)と並ぶ吉田さん
https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220528-OYT1I50130-1.jpg