【大邱聯合ニュース】旧日本軍の韓国人慰安婦被害者、李容洙(イ・ヨンス)さんは16日、高齢の被害者たちに残された時間は少ないとして、尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領に対し慰安婦問題の速やかな解決を求めた。

李さんは南東部の大邱市にある「ヒウム日本軍慰安婦歴史館」で、聯合ニュースなど国内外のメディアに対し「尹大統領が選挙前にここを訪れ、『大統領になれなくても慰安婦問題を解決する』と言ったので安堵(あんど)のため息をついた」と述べ、大統領や外交部が国連拷問禁止委員会(CAT)への付託を決めれば解決すると訴えた。

また、慰安婦問題解決の7原則として▼日本政府が犯罪の事実を認めること▼正式な謝罪▼法的賠償▼真相究明▼歴史教科書への記録と正しい歴史教育▼追悼碑と資料館の建設▼戦犯の処罰――を挙げた。

李さんはこのような原則が記された紙を掲げながら「尹大統領が七つの原則を実行することが真の解決だ」とし、このうち一つも実現していないため最終手段としてCATへの付託が必要だと強調。2015年の韓日合意は無効だとして、日本が拠出した10億円も返還すべきだとの考えを示した。

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