【ニューヨーク=村山誠】米ニューヨーク州バファローのスーパーマーケットで14日午後(日本時間15日未明)、
銃乱射事件があり、10人が死亡、3人が負傷した。地元警察は現場で容疑者の18歳の白人の男の身柄を確保。
男は14日夜、第1級殺人の容疑で訴追された。

 警察の発表によると、男は軍服のような服装にヘルメットや防弾チョッキを身に着け、車でスーパーマーケットに乗り付けた。
駐車場で4人を撃った後、店内で警備員や客に対して発砲を続けた。被害者13人のうち11人が黒人だったという。

 男は、過去の白人至上主義者による銃撃事件などを支持する内容の犯行声明のような文書をインターネット上に
投稿していたほか、犯行時には、銃撃の様子を動画投稿サイトにライブ配信していたという。地元警察や米連邦捜査局(FBI)は、
人種偏見を動機とするヘイトクライム(憎悪犯罪)とみて捜査している。

 事件が起きたバファローは、米ニューヨーク州とカナダの国境付近の都市で、ナイアガラの滝にも近い。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20220515-OYT1T50081/