>>938 からの続き
〈5月10日のWTでは、大阪大学法学研究科・島岡まな教授に、オンラインでお話を伺った。会議室にいたのはWT座長の寺田学衆院議員、
WT事務局長の女性衆院議員、私の議員3名。そして党政調職員、秘書、衆院職員数名である。オンライン参加は、議員1名と秘書等数名だった。

 WTで島岡教授は、「年齢差の大きな恋愛は絶対に存在し得ない」との趣旨の発言をされた。

 私は、フランスのマクロン大統領が15歳の時に25歳年上の現在の夫人と出会った例にとどまらず、
年齢差の大きな恋愛の例を具体的に聞き及んでいたこともあり、当事者の心の問題である恋愛について、「絶対に存在し得ない」と断言されたことに違和感を持った。
目の前に実在する人間が恋愛の存在を主張しても否定するのだろうか。そこで島岡教授に質問した。

「『絶対』という表現はどうなのか。例えば、50代の私が『14歳との恋愛が存在している』と言っても、存在し得ないと言えるのか」

 これに対して島岡教授は、一刀両断に答えた。

「あり得ません。先進国なら捕まります」

 これが「発言」の元となったやりとりである。〉

■捏造された中間報告案が外部にそのまま流出■

 本多氏がこう質問したのには、理由があった。

〈たとえば性交同意年齢を16歳未満に引き上げた場合、この4月から18歳成人であるから、18歳と15歳による恋愛に伴う性交でも、
18歳が例外なく犯罪者となってしまう。私はここには「例外規定」が必要だと考えていたのだ。

 ただ低年齢の場合、恋愛だと思いこまされているだけで、あとで被害に気付くことも多い実態がある。
「恋愛」を犯罪の言い訳にさせてはいけないとの指摘もあった。私はそうした意見も理解した上で、
なんとか例外を検討できないのかと考えていたに過ぎない。〉

 ところが、WTから24日後の6月3日、本多氏はWTの中間報告案を読んで驚愕する。