相模原市の知的障害者施設で入所者19人を殺害した殺人などの罪で死刑が確定した植松聖死刑囚が、横浜地方裁判所に
再審=裁判のやり直しを請求したことがわかりました。

植松聖死刑囚(32)は、2016年に相模原市の知的障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人を殺害した罪などに
問われ、おととし3月に1審の横浜地方裁判所で死刑を言い渡されました。
弁護士は控訴しましたが、その後、本人が取り下げ、死刑が確定していました。

これについて植松死刑囚側が今月1日、横浜地方裁判所に再審=裁判のやり直しを請求していたことが裁判所への
取材でわかりました。

横浜地裁は今後、再審の開始を認めるかどうか判断することになります。
植松死刑囚は判決が確定したあとのおととし4月、横浜拘置支所でNHKの記者の接見に応じ、控訴の取り下げについて
「これ以上、裁判を続けるのは間違っていると思ったからです。死への恐怖には慣れました」などと話していました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yokohama/20220429/1050016815.html