(CNN) ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、国連のグテーレス事務総長の訪問中に、
ロシアがウクライナの首都キーウをミサイルで攻撃したとして非難した。

ゼレンスキー大統領は定例のビデオメッセージの中で、「本日、キーウで(グテーレス事務総長との)会談が
終わった直後に、ロシアのミサイルが同市に飛来した。5発のミサイル。これは国際機関に対するロシアの
真意を物語る。ロシア指導部は、国連と国連が代表するもの全ての体面を汚そうとしている。
従ってこれに相応する強硬な対応が求められる」と述べた。

ロシアのミサイルは、キーウのほかファスチウ、オデーサ、フメルニツキなどの都市を攻撃したと
ゼレンスキー大統領は語り、「まだ気を緩めてはならない、戦争が終わったと思ってはならないことが、
改めて裏付けられた。我々はまだ戦わなければならない。占領者を追い出さなければならない」と力説している。

ウクライナのシュミハリ首相も、グテーレス事務総長との会談中に爆発音が聞こえたとツイート。
「ウクライナの戦争は、世界の安全保障に対する攻撃だ」と強調した。

キーウ当局の発表によると、28日午後8時13分ごろ、キーウ市内で砲撃による火災が発生。
25階建て集合住宅の1階と2階部分が破壊された。火災は同9時25分に消し止められ、捜索救助活動が
行われている。これまでに、5人が救助され、10人が負傷したとの報告が入っているという。
https://www.cnn.co.jp/world/35186997.html