海上自衛隊の最新鋭もがみ型護衛艦搭載のUUV「OZZ-5」の詳細が明らかに

高橋浩祐国際ジャーナリスト
4/22(金) 17:11

三菱重工業製の自律型水中航走式機雷探知機「OZZ-5」の5分の1模型(筆者撮影)
海上自衛隊の新型護衛艦である「もがみ型」1番艦の「もがみ」が4月28日に三菱重工業長崎造船所で就役する。
それに先立ち、防衛装備庁は20日から22日まで東京ビッグサイトで開催された国際海事展「Sea Japan 2022」で、このもがみ型護衛艦に搭載する無人水中航走体(UUV)の「OZZ-5」の詳細を明らかにした。

イギリスの軍事週刊誌「ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー」によると、もがみ型に搭載されるOZZ-5は全長約4メートル、幅0.5メートルで、重さは900キロ。
OZZ-5には、ステルス機雷など探知しにくい機雷を自動探知する仏タレス社製の高周波合成開口ソーナー(HF-SAS)「SAMDIS」と、海底に埋没した機雷を探知するNEC製の低周波合成開口ソーナー(LF-SAS)とが搭載されている。
フランスはHF-SAS、日本はLF-SASにそれぞれ技術的な強みを持っている。

https://news.yahoo.co.jp/byline/takahashikosuke/20220422-00292641