趙立堅
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上海ロックダウン巡り、中国外務省・副報道局長のSNS投稿に怒りのコメント相次ぐ

 【上海=南部さやか】新型コロナウイルスの感染拡大による中国上海市のロックダウン(都市封鎖)を巡り、中国外務省の趙立堅(ジャオリージエン)副報道局長が「上海市の感染状況は米国に比べて取るに足らない」とSNSに投稿し、批判を浴びている。

 投稿が20日に行われた後、SNS上では「住民が生活に多大な犠牲を払っていることを知らないのか」「封鎖は人災だ」などと、怒りのコメントが相次いだ。趙氏の投稿内容などはすでに削除され、見られなくなっている。

 上海市では感染拡大に歯止めがかからず、22日から外出制限がより厳しくなった。封鎖解除の見通しが立たない中、住民の不満は高まっている。SNS上では22日、封鎖生活の惨状を訴える約6分間の動画が一斉に投稿された。製作者は不明だが、住民によるものとみられる。

 動画は「四月の声」と題され、食料不足や感染対策による病院での診療拒否を嘆く住民の声、市政府が封鎖直前まで「封鎖はしない」と宣言していたことなどを紹介している。動画は次々と削除されているが、「住民には発言権もないのか。上海の声を聞いて」と投稿が続いている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/626bdb99a00b34059b93535c3952cf9f5879a9b8