「ハリポタ」作者をプーチン大統領が擁護→「収監し毒を盛る人間が...」本人はウクライナへ連帯表明

世界的に人気のあるファンタジー小説「ハリー・ポッター」シリーズの作者、J.K.ローリングさんは3月25日、
ウクライナへの武力侵攻を続けるロシアのプーチン大統領が演説で自身を引き合いに出したのに対し「適切ではない」と批判した。

問題の演説がされたのは25日。ロシアのプーチン大統領は国内の文化賞受賞者とビデオ会議で面会し、
AFP通信などによると、欧米諸国が「1000年の歴史を持つ国をキャンセルしようとしている」と自説を展開した。

この中で引き合いに出されたのがJ.K.ローリングさんだ。プーチン氏はローリングさんについて
「いわゆるジェンダーの自由を大事にする人の不興を買ったため」キャンセル・カルチャーの標的にされたと主張した。

ローリングさんはここ数年、トランスジェンダーを否定するような発言で批判されてきた。

プーチン氏のこの演説に抗議したのがローリングさん本人だ。Twitterに、ロシアで収監されている
反体制派指導者のナワリヌイ氏に関する記事のリンクを添付したうえで次のように綴った。

「西洋のキャンセル・カルチャーに対する批判が、抵抗の罪で市民を虐殺したり、批判する人を
投獄し毒を盛ったりする人間によってなされるのは適切ではないでしょう」

https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_624140c0e4b097d36e44df28