Nintendo SwitchのJoy-Con修理センターは”常に依頼が殺到”し多くのミスが発生していたとの報道
4/23(土) 19:04
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IGN JAPAN

2017年の発売以来、厄介なJoy-Conドリフト問題はNintendo Switchを苦しめてきた。しかし、この問題の影響を受けているのはゲーマーだけではないようだ。Joy-Conの修理を担当する修理センターは常に手一杯で、ミスを犯しがちだったと報じられた。
Kotakuによると、Joy-Conの修理は任天堂ではなくUnited Radioという企業が担当していたという。元担当者は、店に届くJoy-Conの数は毎週数千にも及び非常にストレスがたまるため、離職率が高くなり修理ミスも多発したと述べている。
「結局、Joy-Con修理のためだけに新たに作業場を設置することになりました」と元担当者はKotakuに語った。

任天堂は2017年から2018年にかけて、交換品として新品のJoy-Conを顧客に送付していたが、最終的にUnited Radioの社員はすべてのJoy-Conを修理しなければならなくなった。店の指標では、新人が入るかどうかに関係なく、届いたJoy-Conの90%を4日以内に修理することが求められていたという。
離職率が高いため、United Radioは専門技術を持つ社員が不足し、修理ミスが頻発した。あるケースでは、顧客が修理済みのNintendo Switchを受け取ったところ、他人のアカウントとセーブデータが入っていた。
この顧客はその体験談をRedditに投稿している。これを受けてUnited Radioは、修理の過程でシリアルナンバーが確認できない場合はNintendo Switchのファクトリーリセットを行うという新たなポリシーを設けた。しかしこれには問題があり、一部では警告なしにデータを消去されてしまうこともあった。

任天堂はJoy-Conドリフトに関する法的な問題に直面している。だが、論争になっているのはこのJoy-Con問題だけではない。最近では、元社員が組合活動を理由に解雇されたとして訴訟を起こしている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/991e2a2251401645e84d126734d924d3f2e4e2ad