Netflixで3月31日から世界配信が始まった日本テレビの長寿番組「はじめてのおつかい」が海外でバズっている(写真:日本テレビ)

■日テレ「はじおつ」が海外でバズった真の理由

Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、

「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。

本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。


では、なぜ配信直後から「はじめてのおつかい」が海外で話題になっているのかというと、

要因は大きく分けて2つあると分析しています。配信全盛期であることが影響し、“日本らしさ”が最大の売りになっていることが理由の1つ目です。

“日本らしさ”は、子どもの「おつかい」に集約されています。日本の特に昭和の時代は子どもの「おつかい」はお手伝いの一種であり、

身に覚えがある方も多いでしょう。今の時代は住む場所によっては危険性を伴うものへと変化していますが、

番組では地域が見守ることで成立する「日本の古き良き慣習」として紹介され続けています。その味付けとして北海道・

函館や福島・喜多方、東京・月島、宮崎・日南などを舞台に日本の原風景や食、伝統がさりげなく伝えられています。

それが総じて“日本らしさ”として映るわけです。

過去の放送から「おつかい」シーンを集めた全20話。途中、忘れて遊んだりする幼児の愛くるしい姿に海外の視聴者も夢中になっている(写真:日本テレビ)
https://news.livedoor.com/article/detail/22051213/
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