竹田恒泰さんの敗訴確定、「差別主義者」ツイート訴訟 最高裁
https://news.yahoo.co.jp/articles/90ddaa324a567c8fe4a525e3272c04501b6b5079
差別主義者」などのツイートで名誉を傷つけられたとして、明治天皇の玄孫(やしゃご/孫の孫)で作家の竹田恒泰さんが、戦史・紛争史研究家の山崎雅弘さんに損害賠償などをもとめていた裁判で、最高裁判所第二小法廷(草野耕一裁判長)は4月21日までに、竹田さんの上告を棄却した。これで、竹田さんの敗訴が確定となった。

【画像】竹田さんの本を手に「ブラックジョークです」

ツイートは「公正な論評」であると認めた一審、二審判決に続いて勝訴した山崎さんは同日、記者会見を開いて「これだけでは終わらせず、裁判を本にします。自分が当事者になった戦史を書くのは初めて」と語った。

ツイートは公正な論評であるとの判断

山崎さんは2019年11月8日、富山県朝日町の教育委員会が講演会の講師として竹田さんを招いたことについて、「この人物が教育現場に出してはいけない人権侵害常習犯の差別主義者だとすぐわかる」などとツイートした。

竹田さんはこれを含む5つのツイートを名誉毀損だとして、損害賠償やツイートの削除、謝罪広告の掲載を求めて裁判を起こした(2020年1月20日)。

一審の東京地裁(2021年2月5日)も、二審の東京高裁(同年8月24日)も、5つのツイートすべてが「公正な論評である」として、違法性を認めず、請求を棄却していた。