米経済誌フォーブス(ウクライナ語版)は、沈没したロシア黒海艦隊の旗艦でミサイル巡洋艦の「モスクワ」の
価値は約7億5千万ドル(約950億円)相当で、ウクライナ軍が破壊した5260のロシア軍装備品の中で
最も高価だったと報じた。モスクワの価値は同じクラスの巡洋艦の価格から推定したという。

 また、フォーブスは、ウクライナ側がモスクワへの攻撃に使ったと主張している対艦ミサイル「ネプチューン」の
調達にかかった費用は2600万ドルだったと推定。これにより、さらに高額なモスクワを沈めることができたとしている。

 フォーブスによると、ウクライナ軍が破壊したロシア軍の装備品の中で、2番目に高かったのは大型輸送機の
IL76(8600万ドル相当)。南部ベルジャンスクの港で破壊された揚陸艦サラトフ(7500万ドル相当)がこれに続いた。

 本格的な侵攻が始まってから、ロシア軍が失った装備品の総額は約108億ドル(約1兆3655億円)以上に
のぼるという。(佐藤達弥)
https://news.yahoo.co.jp/articles/c1110a56ae4cce13e17d363fb14408bc617a1d81