ウクライナで侵攻を続けるロシア軍の上官クラスの間で、部隊の遂行能力に関する不満が広がっていると、
アメリカ国防総省の報道官が明らかにしました。

米国防総省 カービー報道官
「多くの部隊で若い下士官の間の士気が低い問題を抱えているし、上官たちも自分や同僚の部隊の遂行能力に
不満を感じている」

アメリカ国防総省のカービー報道官は13日、ロシア軍の兵士の士気の低さが今も続いていることを指摘した上で、
上官クラスの間でも部隊の遂行能力に不満を抱いていることを示す徴候があると明らかにしました。

また、ロシアが強化しようとしているウクライナ東部ドンバス地域での戦闘について、比較的平らで開けた場所が
多く、ロシア軍がまず戦車での攻撃や長距離の砲撃を多用してくる可能性があると指摘し、
13日に発表したウクライナへの追加支援はこうした戦いに対応するものだとしています。

国防総省は、新たな支援の中に▼対戦車ミサイル500基や▼多目的ヘリコプター11機などに加え、
▼生物化学兵器や放射性物質から身を守る装備や▼沿海域の防衛のための無人の艦艇が含まれることも
明らかにしています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6012973.html