世界中に衝撃が走った「ブチャでの惨劇」。非難の声が広がりをみせるなか、言論統制が強まるモスクワ市内で無言の抗議です。両手を後ろ手に縛られ、路上に横たわる人の姿が撮影されていました。

<中略>

 ブチャでの残虐行為が世界中を震撼(しんかん)させたと指摘し、ロシア国民に向けて「真実を知ってほしい」と訴えかけました。

 イギリス、ジョンソン首相:「VPN(仮想プライベートネットワーク)に接続すれば、世界のどこからでも独立した情報にアクセスできます。そして真実を見つけたなら、それを共有して下さい」

 世界中に伝えられた「ブチャの惨劇」…。

 その衝撃は各国で確実に変化をもたらしています。

 インド、ティルムルティ国連大使:「我々はこの殺害行為を徹底的に糾弾し独立した調査を求めます」

 ロシアとの軍事的な協力関係により、直接的な非難を避けてきたインドですが、ブチャでの市民殺害を「深く憂慮すべきもの」と批判し、独立した調査の実施を求めました。

 また、ロシア国内では、衝撃的な画像が公開されました。

 黒いニットの帽子を被った人物が、両手を後ろ手に縛られ路上に横たわっています。

 すべてモスクワで撮影されたとみられるこれらの写真は、「ブチャ・モスクワ」と呼ばれる街頭抗議行動の一部とされ、インターネットメディアで放映されました。

 事実上、あらゆる形での抗議活動が禁止されているロシア。それでも反戦を訴える人たちは、あらゆる形で訴えます。

 時には食料品店の値札も抗議のメッセージに成り得るのです。


https://youtu.be/nRyB1vgGuCs


https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000250623.html?display=full