■睡眠習慣とパフォーマンスの善し悪しに関連性あり

 良質な睡眠が、健康面でも仕事のパフォーマンス面でも非常に重要です。

 そして、良質な睡眠を手にするために重要なのが、まず、あなた自身の「睡眠タイプ」を知ることです。この睡眠タイプは、「クロノタイプ」と呼ばれています。

 「クロノタイプ」という言葉を聞いたことのない人でも、「朝型」「夜型」という言葉はご存じですよね? 

 「自分は朝型だ」「夜のほうが仕事に集中できる」というふうに、自分の睡眠習慣とパフォーマンスの善し悪しの関連性をなんとなく自覚している人は多いはずです。簡単にいえば、それこそがクロノタイプです。


10代後半から20代前半頃には、本来は夜型ではない人もライフスタイルが夜型になる傾向にあることもわかっています。もともと夜型の人だと、この時期には就寝時間や起床時間がさらに後退します。

 実際に、「若いときはいくらでも夜更かしができた」「朝まで遊ぶのも平気だった」という人も多いのではないでしょうか? 

 逆に、中年くらいの年齢では、朝早くから目が覚めるようになり、冗談めかして「もうおじさんだから」「もうおばさんだから」なんて口にするようになりますよね。これには、年齢によるクロノタイプの変化が影響しているのです。

 わたしも典型的な夜型なのですが、朝・昼は窓の大きいカフェや屋外の席を積極的に選んだり、土日は午前8時前から子どもの外遊びに一緒に出かけたりしています。

 朝の公園は空いていて気持ちがいいですし、朝日によって眠気を促すホルモンである「メラトニン」の分泌が抑えられるので、午前中に眠くなることがなくなりました。

 それから、ぜひ提案したいのが体調をリセットするためのキャンプです。先に紹介したように、太陽とたき火の光しかない生活を送ると、夜型の傾向が大幅に改善することが実証されています。

 いまは、キャンプ用品をレンタルすることができ、様々なアウトドア教室を併設するキャンプ場や、おひとりさま向けのソロキャンプ施設、より贅沢な食事などのオプションもあるグランピング施設など、手軽で楽しい選択肢が増えました。

 次の休みの計画に、キャンプもいいかもしれません。もちろん、現在の状況を思うと、新型コロナウイルスの感染状況が収まっているタイミングが理想でしょう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/9ecf641e473827f4df958144a8962492236b6874?page=5