2013年のインタビュー記事

昨年末、大腸にがんが見つかった。ちょうど最終話を描き上げた直後の今年3月、摘出手術を受けた。
「不思議な夢を見ました。黒沢明の『夢』という映画で、僕は笠智衆ふんする老人になっていた。すると、長い1本道の向こうからトキワ荘のみんなが呼んでいる。行きそうになって目が覚めた」
手塚さん、石ノ森さん、赤塚さん、寺田さん、そして藤本さん。かつての仲間の多くは既にいない。藤子?さんが「まんが道」を描き継いできたのは、彼らへの熱い思いがあったからだ。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/170328