エールフランス旅客機で「重大事案」、航空当局が調査 フランス
2022.04.07 Thu posted at 11:11 CNNj

フランス・パリのシャルル・ドゴール空港に着陸しようとしたエールフランスの国際便で「重大事案」が発生し、フランス航空事故調査局(BEA)が調査に乗り出したことを明らかにした。

BEAのツイッターによると、エールフランス便(ボーイング777型機)の重大事案は5日に発生。「最終段階での飛行制御の不安定化、旋回、制御困難、飛行経路の振動」が報告された。
管制塔の通信記録では、操縦士が「機体が制御できないような状態になった」と伝えていた。
BEAは操縦室の音声を記録したボイスレコーダーやフライトデータレコーダーの解析を進めている。トラブルが起きた原因や、「重大」と位置付けた理由については明らかにしていない。

操縦士と管制官のやり取りは、航空情報サイトのAIRLIVEに掲載された。BEAはこの音声が本物だったことを確認している。

エールフランスは6日、米ニューヨーク発パリ行きのAF011便が、シャルル・ドゴール空港への着陸をいったん中止して旋回したことを確認。2回目のアプローチで通常通りに着陸したと説明した。

管制塔とのやり取りを録音したBAEの記録では、操縦室に警報が鳴り響き、パイロットと思われる男性の「ストップ、ストップ」という声が聞こえている。
管制官は「直ちにアプローチの中止を」と指示していた。

乗客の男性はCNN提携局のBFMTVに対し、着陸しようとした機体が2、3回、激しく揺れ、乗客から叫び声が上がったと証言。
「その後、機体は態勢を立て直した。空港の上空を10分間旋回して、2度目の着陸は本当に穏やかだった」と話している。

https://www.cnn.co.jp/business/35185979.html

AIRLIVE 2022/04/06 トラブル時のエアバンドの音声
https://www.youtube.com/watch?v=avVvgYQtDiI
https://img.youtube.com/vi/avVvgYQtDiI/0.jpg