大阪市淀川区で、ベトナム国籍の女性が死亡しているのが見つかった事件で、遺体が見つかった部屋に
住んでいる男が、強盗殺人などの疑いで逮捕されました。

強盗殺人と死体遺棄の疑いで逮捕されたのは、大阪市淀川区の会社員、山口利家容疑者(59)です。

山口容疑者は、4月3日午前、弁当店でアルバイトとして働いていたベトナム国籍のヴォ・ティ・レクインさん(31)を
自宅に誘い出し、首をしめるなどして殺害し、手さげカバンを奪って、自宅の部屋に遺体を遺棄した疑いが持たれています。

この事件は、4日朝、ヴォさんが、弁当店がある建物の2階の部屋で遺体で発見されたもので、警察によると、
5日に行われた司法解剖の結果、死因は何者かの手や腕などで首を絞められたことによる窒息死であると判明しました。

死亡推定時刻は3日の朝9時ごろで、その直前には、山口容疑者がヴォさんとともに弁当店から外へ
出ていく様子が店の防犯カメラに映っているということです。

3日夜、警察がヴォさんの安否を確認するため山口容疑者の部屋を訪れたところ、山口容疑者が血を
流して倒れていて、翌日の4日、改めて山口容疑者の部屋を捜索したところ、ヴォさんの遺体が見つかりました。

山口容疑者は首に軽傷を負っていて、警察は、山口容疑者が犯行に関わった疑いが強いとみて捜査していました。

警察によると、山口容疑者は、ヴォさんの遺体を布団の圧縮袋に入れ、粘着テープで縛るなどして遺棄したということです。

山口容疑者はヴォさんに、「金を貸してくれ」と話したところ、ヴォさんが騒いだため、殺害したということで、
警察の調べに対し山口容疑者は、「生活が苦しくなり、店員を襲って金を奪おうと思いました」と、容疑を認めています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/26018eb819fb1bb95303905390b54dc27be432c2