支援の輪広がる ウクライナゆかりの名作映画「ひまわり」上映へ(島根・松江市)

https://www.fnn.jp/articles/-/342694



ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナについてです。
5日午前、20人の避難民を乗せた政府専用機が東京・羽田空港に到着しました。様々なかたちでウクライナ支援が続くなか、松江市では、6日、ウクライナを舞台に撮影された映画の上映会が開催されます。
5日午前11時半過ぎ、日本時間の4日夜、ポーランドを出発した政府専用機が、東京・羽田空港に到着。ウクライナから避難した20人が降り立ちました。日本によるウクライナの支援が続いています。
一方、松江市では…
山陰映画センターの代表・飛田浩二さん。山陰両県のイベントなど、依頼者からの希望に応じて、様々な場所で映画を上映しています。その飛田さんが、今回は自ら上映会を企画しました。
上映するのは「ひまわり」。1970年に製作され、世界各国でヒットしたイタリアの名作映画です。第二次世界大戦下のイタリア、恋に落ち、結婚した2人が戦争によって引き裂かれるというストーリー。タイトルにもなっている広大なひまわり畑は、旧ソ連時代のウクライナ南部、へルソン州で撮影されました。製作50周年を機にデジタル技術で修復され、完成当時の画質や音質が再現されています。
山陰映画センター・飛田浩二代表:
「ここまで現実にまざまざと悲惨な映像を見せられたら、何かしなくてはという気持ちになる」
この「ひわまり」の上映は、軍事侵攻を受けたウクライナの人道支援に役立てたいと、飛田さんと同じように自主上映を手掛ける秋田県の会社が始めました。その後、反響が全国に広がっていることを同業の仲間から聞き、飛田さんは先月上旬、地元・松江での自主上映を決めました。
準備期間は通常の半分ほど。少しでも早く支援できるようにとの思いです。
入場料は当日1700円、配給会社に支払う上映料の一部がウクライナ支援のため寄付され、映画を観ることが支援につながります。また、会場には募金箱を置き、寄付を呼びかけます。
山陰映画センター・飛田浩二代表:
「この作品と支援が結び付く、やることで皆さんの気持ちをつなげることができる」
映画「ひまわり」は、6日、松江市のSTICビルで3回上映されますが、午後1時からの1回目の上映はすでに完売したということです。