暴力団など裏社会の実態を描いた作品で知られる作家の宮崎学さんが亡くなりました。76歳でした。

宮崎学さんは京都市で生まれ、週刊誌の記者などを経て1996年にみずからの半生をもとに日本の裏社会の実態を描いた「突破者」でデビューしました。

その後も暴力団や被差別部落、警察などをテーマに執筆活動を続け、表現の自由をめぐる問題などについて評論活動も積極的に行っていました。

1984年から85年にかけて起きたグリコ・森永事件では、現金の受け渡し場所の近くで目撃された「キツネ目の男」に似ていたことから警察の事情聴取を受けました。

関係者によりますと、ここ数年は体調がすぐれず、先月30日に老衰で亡くなったということです。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220403/k10013566061000.html