やはり資産課税をするしかない。
おまいらにも分かるように金融と経済による支配の話をしてやろう。

ここは中世のとある村。
村には口に出来る水源が一つしかなく、皆で仲良く使っていた。
村の人々は豊かではなかったが、普通に働けばそれなりの暮らしが出来ていた。
しかしある時、村長とその一族たちが、村で唯一の水源を支配し、
水を村人たちに有料で売ることを決め、村人たちにそれを強制した。
水の価格は非常に高く、村人たちは働いて稼ぎの大半を水の購入に充てなくては
生きていくことすら出来なくなった。
村人たちは、水を買うためだけに働き、奪われるだけの存在となった。
村人たちが貧困と飢えと労働にあえぐ一方、村長とその一族たちは
その村の富のほとんどを手中に収め、村人たちに還元することすらなく溜め込み続けた。
反乱を企てる者、反抗的な者はそれらの富と権力を使い容赦なく抹殺した。
そしてその村は、人々から奪い搾取するだけの支配階級と、
富も時間も、人の権利すら奪われ、家畜となった被支配階級に分かれることになった。

つまり人々がどれだけ優秀で真面目だろうと、金融と経済が平等ではなく
悪意を持った偏った支配を受ければ、人々がどれだけ働いても豊かにはなれず
家畜のように搾取されるだけの存在になり果てるということ。