【ブリュッセル時事】先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)は24日、ウクライナに侵攻したロシアへの経済制裁として、
ロシア中央銀行が保有する金準備に関連した取引を禁止すると表明した。既にドルやユーロ、円などの
外貨建て資産を凍結したが、ロシアが通貨ルーブルを買い支えるために金を売却する「抜け道」を封じる。

 ロシア中銀は侵攻前に約6300億ドル(約77兆円)の準備資産を保有。2021年6月末時点の構成比は
最も多いユーロが約32%、金は約22%、ドルが16%と続く。14年にロシアがウクライナ南部クリミアを併合した後に
経済制裁が強化されたため、「脱ドル依存」を進めた結果、20年に金とドルの比率が初めて逆転した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022032500819&;g=int