長期化する東北新幹線不通で、東京〜宮城・岩手間の移動どうする?
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3月16日の地震により、東北新幹線では大きな被害が確認されており、
一部区間の不通は長期化する見込みだ。
ビジネス・観光ともに往来が激しくなる年度末の時期、
どのような選択が最適だろうか。現在の状況をまとめる。

東京〜宮城県内の移動は多様な選択肢
東京・仙台間の直線距離は約300キロメートル。
通常、東北新幹線「はやぶさ」では約1時間30分程度で結んでいる。
新幹線が不通の状況であっても、鉄道で迂回するか、東北道経由の高速バス、
臨時便を含めた航空機で移動することができる。
仙台まで向かうことができれば、宮城県内は多くの在来線やバスが運行している。(中略)

代替交通手段が確保しづらい東京〜盛岡間の移動
東京と盛岡は新幹線で約500キロメートル。
東京と仙台の移動に比べて距離が長いため、在来線や高速バスでの移動の場合、
1日がかりの移動となる。現在、複数の事業者が夜行便を中心に高速バスを運行しているが、
便数は仙台発着に比べて少なく、残り席数が少ないか、満席となっている便も多い。

JALが臨時便を羽田空港といわて花巻空港の間で運航することにしているが、
21日現在、臨時便が設定されている26日まで、ほとんどの便で満席となっている。
大阪/伊丹〜花巻線は空席がある便が多く、費用を気にしないのであれば、
検討の余地があるかもしれない。

北東北へ新幹線並みの速達性を確保するためには、
東北各地へ就航している航空便を利用するのが得策だ。
東京との直行便は、ANAとJALが秋田に、ANAが庄内に、
JALが青森、三沢、山形に就航している。