ロシア大統領府は14日、ロシアが中国の支援なしにウクライナにおける目的達成に向け十分な軍事力を有しており、ロシア軍がウクライナの主要都市を掌握することは可能と言明した。

ペスコフ報道官は「ロシア国防省は、民間人の安全を最大限に確保しつつ、主要な人口都市を掌握する可能性を排除していない」と述べた。

プーチン大統領がウクライナ侵攻の進捗状況に失望しているという欧米諸国の主張は、ロシア軍の進軍に拍車を掛ける挑発的な行動という考えも示した。

ペスコフ氏はさらに、過去にユーゴスラビア空爆や中東での戦争、アフガニスタン侵攻に動いた米国などからの「アドバイスは必要としていない」とした上で、
プーチン大統領はウクライナ侵攻開始に際し、ウクライナが民間人を盾として利用する可能性があるとして、首都キエフなど主要都市の襲撃を避けるよう、国防省に明確に指示したと明らかにした。

ロシアが中国に軍装備の援助を要求したという米当局者の発言については、「ロシアは作戦継続に向けた独自の可能性を有している。計画に沿い、目的を予定通り完全に達成する」と言明した。

ロシア、ウクライナ主要都市の掌握可能 中国の支援なくても=大統領府
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