このほかにもザ・タイムズによるとウェブサイト「アゲントゥラ」のアンドレイ・ソルダトフ編集長はセルゲイ・ベセダ連邦保安局(FSB)第5局長、アナトリー・ボリューフ副局長が逮捕され自宅軟禁中という事実を把握した。

FSBはロシア最高の情報機関だ。前身が世界最高の情報機関に挙げられる旧ソ連のKGBだ。プーチンは1998年にこの機関の局長を務めている。

アゲントゥラはロシア最高の情報機関であるFSBなどロシア機関の活動を追跡するウェブサイトだ。

ソルダトフ編集長はこれに先立ちFSBが戦争前にロシアのウクライナ侵攻は現地で大衆的歓迎を受けるという誤った情報を提供し、ウクライナの抵抗の強さに関しても誤った判断を下したことが今回の戦争でのロシアの不振の原因になったと主張した。

ソルダトフ編集長はこうした高官級情報責任者の粛清は情報機関が提供するウクライナ関連情報が誤っていたと考えるプーチン大統領の不信が大きくなっている傍証だとし、「プーチンはついに自身が誤った方向に導かれたことを悟った」と主張した。

一方、今回逮捕されたベセダ局長が率いるFSB第5局はウクライナ情報収集の責任を負う部署だ。英国のMI5と同様にFSBは公式には国内情報を担当するが、1990年代末にプーチン大統領がFSB局長だった当時に旧ソ連構成国に対する情報活動を目的に第5国が設置された。

https://s.japanese.joins.com/Jarticle/288735