ロシアのウクライナ侵攻に国際社会が非難を強める中、会員制交流サイト(SNS)などでロシア人への誹謗(ひぼう)中傷や差別的な書き込みが目立っている。
日本国内のロシア料理店や物産品店では、無言電話などの嫌がらせも起きている。在日ロシア人は向けられる敵意に胸を痛めつつ、「誰も戦争を望んでいない。ロシア人というだけで中傷しないでほしい」と訴える。

■風当たりの変化

 「ロシア人に対する周りの目が変わったような気がする。不安がある」。6年前から日本に暮らす自営業のロシア人男性(37)=大阪市=は軍事侵攻が始まって以降、在日ロシア人への風当たりの変化を感じている。

 周辺から距離を置かれたり、ウクライナ侵攻についてどう思うか聞かれたり。誹謗中傷や差別的な扱いを受けたことはないと自覚するが、現状に危機感を覚えずにいられない。

 ウクライナには親しい友人もいる。「戦いで多くの人が亡くなっている。これ以上犠牲者を出さないでほしい」と、早期の停戦を祈っている。

 だが、SNSやインターネット掲示板をのぞくと、目を覆いたくなるような汚い言葉が散見される。

 店の評価を書き込めるグーグルマップの口コミ機能では、ロシア料理店などに対し、兵士とみられる写真を貼り付け中傷する投稿が相次ぎ見つかった。
グーグルの日本法人は取材に「投稿内容は実際の体験や情報に基づくものでなければならないと明記している」と強調。コメントを削除するなどの処置を講じたというが、再度書き込まれたケースもある。

…続きはソースで。
https://www.sankei.com/article/20220312-MFBKC6IPBFJEBKNUP7BLJUAHL4/
2022年3月12日 18時14分