大阪府高槻市の集合住宅で2月中旬、住人女性(40)と私立高校の男子生徒(17)がいずれも意識不明の状態で発見された事件で、大阪府警は12日、女性が同日亡くなったことを明らかにした。女性は頭蓋骨(ずがいこつ)の骨折で救急搬送され、医療機関で治療が続けられていた。女性を襲ったとされる男子生徒も事件後に死亡した。

 府警によると、亡くなったのは集合住宅の2階一室で10代の長女と暮らしていた柴田周子さん。柴田さんは2月14日夕、自宅前の通路で長女の中学時代の同級生だった男子生徒とともに倒れているのを発見された。柴田さんは頭蓋骨を骨折し、男子生徒も胸に自ら刺したとされる傷があった。

 男子生徒はこの直前、宅配業者を装って柴田さん宅に押し入り、抵抗した柴田さんともみ合いになったとされる。部屋にいた長女は逃げて無事だった。

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