その名は「炎」、新種サンショウウオを発見 鮮やかな背中が特徴
日本固有種の「ハコネサンショウウオ」のなかに、
背中が鮮やかな赤色をした新種が混じっていることを、吉川夏彦・国立科学博物館研究員らのチームが発見した。
炎を意味する古語「焰(ほむら)」から「ホムラハコネサンショウウオ」と名づけた。
ハコネサンショウウオは当初1種だと考えられていたが、この10年間でDNAなどの研究が進み、
この種を含め計7種に分かれることがわかった。
研究チームによれば、新種は本州中部に分布し、成体の大きさは14〜17センチ。
世界共通の学名を
「オニコダクティルス・ピロノータス(Onychodactylus pyrrhonotus)」と命名し、2月に論文を国際誌に発表した。
ただ生息地の破壊のほか乱獲などによる絶滅が心配される。サンショウウオは水質悪化や水温上昇に弱く、
水族館などでないと飼育するのは難しい。
研究チームは行政側に保護対策を求めていくという。
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鮮やかな背中の模様が特徴的な
ホムラハコネサンショウウオのメス=国立科学博物館提供(朝日新聞)
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https://news.yahoo.co.jp/articles/a19e9a91bbededa823bf34d710d64303a3070584