沖縄署抗議と知事選 権力の理不尽と闘う 

沖縄署警察官の制止行為で、男子高校生が眼球破裂の重傷を負った。
これは小さな事件ではない。深夜出歩く未成年者を犯罪から守るのが警察の第一義的な役目で、不審者扱いで追い回し取り締まるのは慎重でなければならない。
重傷を負いながらその場から動いたのは、闇の中、見えぬ相手によほどの恐怖を抱いたのだろう。

報道を読んで不可解だったのは、高校生自らが救急車を呼んでいることだ。眼球破裂の重傷を負わせるほど強い制止行為を掛けたなら、警察官自身も自分の身体に受けた感覚から推して、大人の判断として少年のけがを心配するのが普通だ。
なぜけがを案じての救援要請をしなかったのか、なぜ単独で巡回していたのか。

当初は、沖縄署前での若い人々の抗議行動に報道の焦点が置かれていた。集まった若者たちの中で行き過ぎ行為も散見されたようだが、おおむねそれなりの自制を彼らはしている。
片付けもしたようだし、慌てて火を消し止めもしている。

この事件の焦点は...

https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1469991.html