(CNN) フランス大統領官邸は12日までに、マクロン大統領がウクライナ情勢の打開を目指してロシアを
先に訪問した際、同国が求めた新型コロナウイルスの検査を拒んだことを明らかにした。

官邸の報道官はただ、マクロン氏が自らのDNA情報がロシア当局に流れることを嫌い、検査を退けたとした
一部報道への論評は避けた。

マクロン氏とプーチン氏はロシア大統領府で7日、5時間以上にわたって会談。最長で6メートルもあるとみられる
大きなテーブルの両端に両首脳が遠く離れて座り、話を交わす異例の姿はインターネット上などで話題を
集めていた。

仏大統領官邸の報道官は11日、「両首脳がより短い距離の間隔で着席し、協議することはフランスが
受け入れなかった」と指摘。「ロシア側の新型コロナ対策に準じた協議の進行方式を選んだ。それだけのこと」と述べた。

マクロン大統領は渡航する際、新型コロナ対策でなすべきことは常にしているとも説明。同大統領が自分の
DNA情報がロシア側へ流れることを警戒したとする一部報道については「奇抜な話に立ち入る価値はない」
と一蹴(いっしゅう)した。
https://www.cnn.co.jp/world/35183437.html
https://www.cnn.co.jp/storage/2022/02/12/7136e04f6beb9c09463327395ec88ee8/t/768/432/d/macron-moscow-020722-super-169.jpg