アベノミクスの「第一の矢」が金融政策だったな。
金融機関が持っている国債を日銀に大量に買わせて、
代わりに世の中にお金を流す政策。
それを株式市場につぎ込ませて株価を引き上げたろ。
株価が上がって大企業の利益が膨らみ、大株主の利益も膨らんだよ。
この結果どうなったか。
格差が拡大し、富がごく一部のところにかたまった。
具体的に言えば、
資本金10億円以上の大企業の内部留保は20年度末には469兆円で、
12年度末と比べて130兆円以上増えた。
大富豪の資産は12年の6.1兆円から20年の21兆円に3倍以上に増えた。
他方で実質賃金は下がり、この20年で所得200万円以下の「働く貧困層」が倍増した。
そういうことだ。