子どものオミクロン症状、発熱は2日程度 12歳未満の軽症者調べ福井県が発表

福井県は1月24日、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の可能性が高い県内感染者のうち、12歳未満の軽症者110人の主な症状を調べたところ、37.5度以上の発熱が34.7%と最も多かったと発表した。発熱の平均値は38.6度で、40度を超えるケースもあったが、ほとんどは大人と同様に2日程度で平熱に戻っているという。県の担当者は「市販や処方の解熱剤が効く場合も多いので、慌てず対処してほしい」と話している。

 5〜23日の12歳未満の県内感染者(デルタ株陰性)は134人で、内訳は軽症110人、無症状24人。

 症状は発熱に次いで、せき15.7%、頭痛12.8%、のどの痛みと鼻水・鼻づまり11.6%の順。12歳以上を含めた全年代では、約6割に37.5度以上の発熱、のどの痛みがみられた。

 県によると、吐き気や腹痛を訴える子どもも少数ながらいた。担当者は「発熱だけにとらわれず、子どもの体調が悪ければすぐに受診してほしい」と呼び掛けている。

https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1480394